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平成27年4月18日(土曜日)発行の上毛新聞に掲載されました。

現代弔い考… さよならのカタチ     [一部抜粋記事]
行けなくても「守る」

 

彼岸を迎え、あちこちから線香の煙がたなびく桐生市内の墓地で、東海聖大さんが墓の清掃作業に汗を流していた。

丁寧に墓石を磨いて水を流し、花と供物を供える。30分ほどの作業を終え、墓前に手を合わせた東海さんは晴れやかな表情で口を開いた。「このお宅のお参りは全て完了です」東海さんが受け持つのは「お墓参り代行」だ。

墓守の減少を背景に、本来は各家で行う墓参りを業者に依頼する人が県内でも出始めている。

東海さんは市内の「桐生石材工業」の代表で、この墓に眠る故人とは縁もゆかりもない。依頼者である同市内の女性は盆や彼岸の墓参りを欠かさないが、今年は彼岸に長期間、県外に出る用事が入ったため、やむを得ず代行を頼んだという。

清掃を終え花を手向けた墓の様子は写真に収められ、女性に送られた。

 

 

  • 高齢、病気が大半

東海さんによるとこの女性のような理由は珍しく、高齢や、病気で足を運べないといったケースが大半を占める。東海さんは、「自分で墓参りに行けず、代わってもらえる子供や親族もいない。そうなったときの最終手段が代行だ。墓を守ることが、それだけ難しい時代になっている」と指摘する。

実際に東海さんが出入りしている寺院や霊園では、長期にわたって管理されず、放置された墓をよく見かける。この傾向は今後収まりそうになく、東海さんは墓が荒れるのを食い止めることが代行の役割だと強調する。

 

平成27年4月18日(土曜日)上毛新聞一部抜粋

お墓参り代行について

 

「お墓参り代行」というものの認知度は都内では広まりつつあるものの、地方ではまだ認知度が低いです。

そしてお墓参りを代行してもらうという事に抵抗を持つ人も少なくない。

実際にそういった声も頂いているし、後ろめたさの様なものが伝わってくる事もある。しかし、決して後ろ向きになる様なことではないと思っています。

体調の悪化などでお墓参りに行けない、様々な理由でここ数年お参りに行けてないという話を多く聞いてきました。

それでも「お墓を守りたい」と言う純粋な思いなのだと思います。

テレビなどでもお墓参り代行やお墓そのものにスポットを当てた番組なども増えてきています。高齢化によって少しずつ墓地問題が表面化してきてる中、少しでもお墓の事を考える人が増えることを願います。

そしてこういったテレビ、新聞に取り上げられることで、「墓参りの代行」そのものに前向きなイメージを持っていただき、一つでも「寂しいお墓」を減らしていく。これが私たちの仕事だと思っています。

 

 

                           桐生石材工業 代表取締役 東海聖大